山梨大学工学部

卒業生・修了生

工学部時代の思い出

Enebish Khosbayar

エネビシ ホスバヤル

 山梨大学工学部、コンピュータ理工学科での4年間は、留学生の私にとって、学びと成長の貴重な期間でした。新型コロナウイルスの流行により、私たちの授業はオンラインに移行しました。自宅での孤独な勉強は、今までになかった新たな課題をもたらし、日々のストレスが増えてしまいました。対面での交流が減り、デジタル画面越しのコミュニケーションに頼ることになり、これが学習環境に大きな影響を与えました。これは、言語の壁を越え、新しい学習方法に順応するという大きな挑戦でした。プログラミングの基礎やアルゴリズムの理解は、私にとって新鮮で刺激的な経験でした。

 2年生と3年生になると、より専門的な知識と技術に挑戦しました。複雑なプロジェクトに取り組み、チームワークでの機会が多くありました。この時期、留学生としてのアイデンティティをさらに確立し、多様性を受け入れる重要性を学びました。また、パンデミック中、私はストレス管理と自己学習の技術を磨きました。リラックスする方法を取り入れ、心の平穏を保ちながら学習に集中する方法を学びました。遠隔学習では、自主的にスケジュールを管理し、効果的な学習法を見つけ出すことが重要でした。この期間に、自己管理の能力と専門勉強の独学のスキルが大いに向上しました。

 4年生では、これまでの学びを統合し、卒業研究に専念しました。研究室での長い時間は、先輩と学部同士と共通の目的意識によって楽しいものとなりました。教授たちは、複雑な論文を通じて私たちを導き、批判的に考えることを促すメンターでした。私の学部生活の集大成であり、将来のキャリアに向けた大きな一歩でした。山梨大学での経験は、技術的スキルだけでなく、異文化理解と柔軟な思考を身につけることにも貢献しました。山梨大学での4年間は、私の人生において忘れられない思い出となり、将来への強い基盤を築くことができました。

 

2024年工学部コンピュータ理工学科卒業