山梨大学工学部

在学生

工学部での4年間を振り返って

白須 伊吹

シラス イブキ

 工学部創立100周年、誠におめでとうございます。この記念すべき年に在学生であることをとても嬉しく思っております。

 私たち4年生は、入学した年から新型コロナウイルス感染症の流行により、オンライン授業での大学生活をスタートしました。思い描いていたキャンパスライフとは大きく異なり、家から出ずに1日中パソコンに向かっているような大学生活に、ストレスを感じていた学生も多くいると思います。しかし、その中で得られたものもありました。日々すさまじい速さで変化する世界情勢、環境への適応能力、先が見えない状況での忍耐力、会えない人ともつながる力。コロナ禍が明けたその先の時代に向け、力を蓄え、準備した期間であったと思います。

 やっとコロナ禍が収束し始め、研究室では志を同じくする学生とともに、多孔質炭素の研究に取り組んでおります。教授と学生と意見を交わらせながら学習できることに喜びを感じる毎日です。残り少ない大学生活、これから始まる大学院生活を謳歌し、悔いのないよう工学部での学びを深めたいと思います。

 特殊な時代を乗り越え迎えた、山梨大学工学部100周年、今後のさらなる発展を願っております。
                    ※本文は、2024年1月執筆時点での内容になります。

2024年工学部応用化学科卒業、大学院修士課程進学