山梨大学工学部

留学生

工学部での留学生活

黄 志文

コウ シブン

 山々に囲まれ、豊かな自然に恵まれたこの学校に入学するのは、今年4月のことでした。わずか数ヵ月の期間ですが色々な挑戦があり、私をより深い知識の海へ導きました。

 初めて学校に入ったのは夏の個人研究室見学でした。当時は夏休みでしたが、先生は丁寧に研究内容や研究方向を説明してくださいました。これが山梨大学に入学となったきっかけです。

 桜満開の武田通りと同時期の入学時期は大変でした、授業以外に研究も行います。講義中の知識はもちろん、他にもグループワーク、スケジュール管理、プレゼン能力など社会人になったら役に立つスキルが身につきました。さらに体の鍛錬を兼ねて、自転車で山梨県内の風景を体験しました。壮大な景色を見ながら、自分はきっとこんな優美な環境で落ち着いて勉強できると感じました。

 修士として最も重要なのは修論研究といえるでしょう、私にとってもそうです。最初は設備の手入れなど実験の感覚がない作業ですが、実験が進むとどんどん目的が明確になりました。先輩方が行ってきた実験内容や原理も説明できるようになりました。びっくりするほど、自分の研究してる熱工学の内容だけではなく、光学、電子工学の知識も含まれていて、まるで小さい宇宙が自分の研究にあるかのようです。各領域の知識を理解し、自分の研究に自信を持ち始めました、これが学生生活において一番重要な成果だと思います。

 まだ学校に入って一年未満ですが、積み上げた知識の果実はもういっぱいと言っても過言ではありません。これから自分への課題、国際講演会のような自分を表現するチャンス、そしてまだ成長できる空間に期待しています。
                      ※本文は、2024年2月執筆時点の内容になります。

2023年大学院修士課程入学